カーセキュリティを考える(盗難防止・防犯対策)

キャンピングカー
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 naokoの夫です。今までは主にキャンピングカー、ハイエースに興味のある方、本気で購入を考えている方、購入したばかりの方に向けてワクワクした気持ちを盛り上げようと思って書いていました。しかし、良いことばかりではない面もお伝えする必要があるかと思い、今回はセキュリティについて紹介します。

 

 

車の購入は第一に安心安全を考えてビルダー、装置を選んでいましたが、大概は購入前に運転中のことについて考えますよね。でも運転していない時の安心安全についても考える必要があります。それはセキュリティについてです。ハイエースを購入する前から納車後にすぐ取り付けようと納車予定の翌日に予約して盗難防止の対策をしました。とにもかくにも購入後は、すぐに対策することをお勧めします。嫌なこともしっかり認識して、どう対処するか考えておかないと後悔することになりますので!

では車の盗難の現状から確認しましょう。警視庁が発表した資料をもとに確認すると、2016年から比較すると盗難件数は減少していて、2016年の11,655件から2020年の5,210件まで約半減しています。しかし、2022年は5,734件になっていて少しずつですが増えています まあ、盗難件数の2003年ピークの64,223件と比べれば格段に減っていますが、いざ自分の愛車が盗難された時を考えると立ち直れそうな気がしません。仮に保険適用されて保険金が手に入っても、全く同じ車、装備にはなりませんし、同等の車両は購入価格も高くなっていて保険金では全て補えないでしょう。そもそもキャンピングカーであれば納車期間が長いでしょうから、中古車を購入するしかなさそうです。やっと購入した愛車をずっと乗り続けるには、可能性は低くてもセキュリティには十分注意しておく必要があると思います。備えあれば後悔なし!です。できる範囲のことを実行して、それでも起こったことは仕方ないです。後悔がないようにしたいと思います。ちなみに2022年の盗難の車名ランキングではハイエースは7位の134件です。ちなみに2021年は250件で5位です。ハイエースは中古車価格も高く、海外でも需要は高いですから昔から盗難の対象になっていて上位をキープしています。

ではカーセキュリティをどこまで考えて対策するのかですが、まずは車自体の盗難を防止することが第一です。まあ当然と言えば当然ですが、問題はどう対処するかです。今では色々な製品がありますが、どこまでのケースを考えるのか、どこまで対処すれば後悔しないのかを決めることになると思います。

まず、どこまでのケースを考えたらよいでしょうか。盗難される前まではもちろんですが、盗難された後まで考えるのかどうか。盗難される時間帯は日本損害保険協会の資料に記載されていますが、2022年は22時から9時までの時間帯が57.1%になっています。深夜帯の盗難は「そうでしょうね」とみなさん納得でしょうが、9時から17時の日中帯も28.4%とかなり高いのには驚きです。普通であれば就寝している、人気が少ない時間帯を狙っていますから盗難されたことに気づいた時には、数時間単位で経過している可能性が高いです。そう考えると、盗難後のGPS追跡や通知メールの効果はどこまで役に立つでしょうか。仮に運が良くて後で見つかっても車両が損傷していないケースはまずないと思いますし、保険金が手に入ったとしてどこまで修復できるのでしょうか。例えば購入して数年しか経過していなくて車両保険に加入して盗難された場合、全損の保険金が支払われるのであれば新車の購入も可能かもしれませんが、5年も経過していたらまったく同じ装備は難しいでしょうし、とにかく手間がかかります。

盗難された後の対策よりは、盗難前に全力を注いだ方が後悔しないと思い、あれこれと自分なりに考えてみました。今どきだとセキュリティシステムを導入する手もありますし、物理的な対策もあります。個人的にはセキュリティシステムは最初はよくても、技術は進歩しますのでいつかは破られ、いたちごっこになると考えています。最近では安心だと思われていたスマートキーの微弱電波を悪用して、ドアロックを解除し、エンジンまで始動する手口があります。リレーアタックという手口です。スマートキーだからと安心していても狙われれば効力がないのです。現在破られていないセキュリティシステムだとしても破られない保証はなく、数年後、数十年後かもしれませんがいずれは対処できる手口が出てくると思っています。物理的な対策は、破る方法は分かっていますが短時間に実行することが難しく、場合によっては困難で、大きな音等が発生する可能性もあり見つかるリスクが高くなります。どちらが正解とかは言えませんし、どちらも対策した方がよいとも言えます。

考えた結果、長期間の所有を前提としていますのでずっと有効であることを考えると、物理的な対策を行うことが自分には一番よいと思いました。セキュリティシステムを否定する意味ではなく、ずっと有効性を確認して対策を考えながら続けていくこと自体が大変だし、いつ破られるのかと不安な気持ちでいることも辛いと思うからです。また、ある意味では保険と一緒で、将来の不安を解消するために多額の保険に加入し、日常の生活に不自由するのも本末転倒な気がします。

物理的なセキュリティを行うことで、破る手間がかかるために盗難自体を諦めさせる抑止力に期待することにしました。セキュリティシステムは様々あって、正直なところ有効性を判断できる知識がありませんし、高額なので手が出ません。結局のところ、そこなんですけどね

物理的なセキュリティは見た目が勝負で、分かりやすいですし、複数の組み合わせで「こいつ面倒くさいヤツや」と思わせて、諦めていただくのが費用対効果が高いと思います。

何事もリスクは付きもので、任意保険は毎年加入していますが、物理的セキュリティは一度購入すれば、ほぼずっと継続して利用できるので大変お得です。言っておきますが、任意保険は本当に必要ですよ。特に対人保証が大事で、保険の価値が非常に高いです。ちょっと話が逸れましたが、物理的セキュリティと言ってもどんな商品を利用したらよいのでしょうか。自分なりに検討した結果、現時点では以下のようになっています。

商品状況
ブレーキロック納車の翌日に装着しました。ブレーキが踏み込めないように金属バーで物理的にロックする商品です。ブレーキが踏めないとエンジン自体が始動できません。
ハンドルロック納車後、少し経過して複数の組み合わせの方がよいと考えて購入しました。ハンドルに装着し、ハンドルが回せないようにロックできます。外から簡単に確認できるので抑止力になります。結構、厚みがあるので見た目には安心感があります。
タイヤロックタイヤが回らないようにロックする商品です。これは最近になって安かったので1本購入しましたが、まだ使用したことがありません。タイヤロックは外見で確認できるので抑止力になります。
ロックナットタイヤのホイールを取り付けるナットが特別な形状になっていて、専用のレンチがないと取り外せない仕組みです。McGard社製を使用しています。「タイヤだけ盗まれた」なんてこともありますから納車前に業者さんに依頼して取り付けています。

ブレーキロック、ハンドルロックは解除することを絶対に忘れることはありません。ブレーキロックは忘れるとエンジンが始動できませんし、さすがにハンドルロックは解除に気づかないことはないでしょう。でも、タイヤロックはタイヤに設置しますが、1箇所のみの利用だとうっかりしていると外し忘れて発進する可能性が十分あります。もし誤って発進したことを考えると”ゾゾゾッ”な感じです。ですので、物忘れが激しくなっている近頃の自分に自信がなく、まだ使用できていません。もう、自転車のロックとして使おうかと考え出している次第です。

物理的セキュリティは切断する工具と時間があれば盗難できると思いますが、複数あると作業に時間が必要なため諦める可能性がより高くなり、狙われる確率が下がります。この抑止力はずっと有効だろうと考えていて、廃れないだろうと。

一番信頼しているのはブレーキロックですが、ブレーキロックジャパン社から発売されている「ブレーキペダルロック」という製品です。とってもベタなネーミングで分かりやすいです。McGard社製のロックネジを一部に採用し、施錠には複雑なディンプルキーで行います。エンジンを停止するとロックするように警告音が鳴る仕様ですが、さずがに毎回鳴るのは嫌なので鳴らないように設定してもらいました。でも、ブレーキロックは駐車時は少し面倒ではありますが毎回ロックするようにしています。だって日中帯でも約30%の盗難率がありますから! 装備して4年になりますが、もう習慣化しましたね。ハイエースは車高が高いのでロックしやすいです。

ブレーキペダルロックの横側からの画像です。ロックしている状態ですが、ブレーキの後ろ側にロックしているアームがあるのが分かると思います。これで踏み込めなくなっています。

多少、斜めから写してみました。ロックしていると赤いランプが点滅して警告しています。ディンプルキーでロックを解除することで、ブレーキをロックしているアームが後ろに下がりブレーキべダルを踏み込んでエンジンが始動できます。

次はハンドルロックの画像です。ハンドルロックは置いているだけでロックしていない状態ですが、見た目のインパクトは大きいと思います!

多少、位置をズラして写してみましたが、変わりませんね ハンドルロックを解除し忘れるなんて考えられませんので安心して使えます。

 

セキュリティ対策は考え始めると、増々深みにハマったりします。保険と同じように不安になればどんどんエスカレートする可能性があるのですが、生活している中での優先順を考えてどこまで対策しようか、どこまで費用を掛けるのかを検討して、納得した上で対策を進めてほしいと思っています。

このハンドルロック製品は保管用の袋も付属していて便利です。

 

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